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■外国為替(外為、為替)の変動は、株価を占う重要な指標
為替変動は、株価に影響を及ぼす大変重要な指標です。
例えば、短期的な見方によれば、海外の投資家が日本株を保有している場合、急激な円高で日本株が売られたり(買われたり)することもあります。つまり、日本円がドルに対して急騰するとドルベースで資産運営をしている外国人投資家には含み益が生じるので、日本株を一旦売却して利益確定するというケースもあります。逆に、株高と円高が同時に進み、更に買い上がって急騰していくケースも見受けられます。
また、中期的な見方によれば、円高が起こると、輸出依存型製造業が海外で獲得した利益は目減りしてしまうので、国内外の機関投資家は企業収益減少を織り込んで株を売却してしまうことがあります(あくまでも一般論ですが)。
よって、資金の乏しい私たち個人投資家は、このような機関投資家の投資行動を常に注視しておくことが、株式取引の勝利への鍵となります。
■外貨預金と為替証拠金取引(外国為替保証金取引)、どっちがお得?
ご存知のとおり、為替変動を株式取引などの参考指標として用いるだけでなく、外国為替そのものを活用して資産運用することも可能です。具体的には、「外貨預金」と「外国為替証拠金取引」があります。外貨貯金は、銀行を通じて日本円を外国通貨に交換して預金するというモノです。最近は一般的になってきたので、皆さんご存知かと思います。一方、為替証拠金取引は、顧客が資金(証拠金)を預け、資金の数倍の売買取引を行うことができるもので、決済日までの反対売買による差金決済を行う取引です。一見難しそうですが、円やドルの上下に応じて売ったり買ったりする取引ですので、それほど難しい取引でもありません。ただし、レバレッジ取引(てこの原理を利用した取引手法)なので、儲かるときはそこそこ儲かりますが、失敗すると損も大きくなるので、それなりのリスクを意識することが必要です(参考:リスクについて)。無茶な多額投資をせず、正しい知識を身につけて取引しましょう(ご注意)。
■外貨預金と為替証拠金取引の「金利」を比較
外貨預金で金利が貰えるのはご存知かと思いますが、為替証拠金でも「スワップ金利(スワップポイント)」と呼ばれる金利がもらえます。スワップ金利とは、売買を行う2種類の通貨の金利差のことを指します(注1)。取引を行う通貨で金利の高い通貨を買って(その買いポジションを)翌日に持ち越すと金利が発生します(受け取ることができます)。例えば、円でドルを買う場合、現在は円よりもドルの金利の方が高いので、スワップ金利が付きます。このため、円でドルを買う場合、為替差益は考慮しないとすると、かなりの金利が付くことになります。逆に、ドルを売って円を買う場合は、金利を支払うことになりますので、このような取引を行う場合は短期勝負で為替差益を掠め取る場合に有効です。
例えば、レートが110円で、スワップポイントが1万ドルに対し1日約60円(1.24%)であった場合、10万ドルを買った場合に半年で受け取れる金利は67,200円となります。
10万ドル×@110円/1ドル×1.24%(会社によって異なります)÷365日×180日(半年)≒67,200円となります。
元手を110万円(10倍のレバレッジで10万ドルを買う)とした場合、金利だけで半年で7万円もの利益を上げることができるんです。すごいですね(ドルを売って円を買う場合にはこの逆の金額を払うことになりますので、ご注意ください)。
(注1)…金利の仕組みが預金金利とは根本的に異なりますが、おおよその比較は可能です。
■外貨預金と為替証拠金取引の「レートの変動(売買値)」について
外貨貯金を売買する際の値段は、銀行が朝一のレートで決めたものが殆どです。本来なら、為替は24時間リアルタイムで動いているのですが、日中の為替差益・差損を無視しています。一方、外国為替証拠金取引の場合は、24時間リアルタイムで変動しているため、日計りで為替差益を得ることも可能です(参考:リスクについて)。
■外貨預金と為替証拠金取引の「手数料」を比較
手数料は、為替証拠金取引の方が、断然オトクです。銀行では、TTB(対顧客電信買相場)やTTS(同
売相場)と言った売買価格があります。つまり、1ドル当たり片道1円取らます(往復で2円も!)。例えば、1ドル=110円だったとしても、売るとき(ドル建て預金を作るとき)は109円、その直後に買い直すと(円に戻す)108円となってしまいます。一方、外国為替証拠金取引の場合、は1ドル当たり片道5銭~10銭(往復10銭~20銭)といった少額で済みます。全然違いますね。ただし、これは外貨預金と為替証拠金取引を同一条件で比較した場合の話です。為替証拠金取引はリスクが伴いますので、ご注意ください(参考:リスクについて)。
■リスクについて
為替証拠金取引は、このように大変メリットの大きい取引ですが、それなりのリスクもあります。つまり「レバレッジ取引」であることです。レバレッジとは、「てこの原理」のことですが、小額の資金で最大の効果を上げることができる一方、損が出る場合も何倍もの損失を抱えてしまいます。必要以上にレバレッジを掛けると、為替が少し変動しただけで大きな損失が出てしまうこともあります。ただし、レバレッジの金額やロスカットのルールなど、自分なりに決まりごとを作って歯止めをかけておけば、このリスクはある程度克服できます。とは言いつつも、十分にご注意ください(ご注意)。 |